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中西竜也《中華と対話するイスラーム: 17-19世紀中国ムスリムの思想的営為》,2013-3

作者:中西竜也

出版社:京都大学学术出版会

出版日期:20133

ISBN9784876982738

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かつてアジアの各地から中国にやってきたムスリム移民の末裔は、時々の政治的 社会的状況に翻弄されながらも、イスラームの信仰を固守して独自の共同体を維持した。そこには、マイノリティとしての生死を賭けた、彼ら中国ムスリムの知的奮闘があった。いかにしてイスラームを、中国伝統思想、ひいては中国社 会の現実と調和させるか ? 「中国的イスラーム」の実像に迫る。杉山正明氏(ユーラシア史家、京都大教授)は書評の中に、次のように評価した。本書は中国各地に居住する「中国ムスリム」に焦点を当て、イスラームを奉じる人々とその信仰のあり方を真正面からとらえる画期的な著作である。本書によってほとんど初めて呈示される祈りと信仰の世界は、普通にイメージする中国とは別の、もうひとつの中国である。

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