■第71巻第3号(2012年12月) 特集 ポストモンゴル時代のアフロユーラシア 論説 片桐 宏道 ダライラマ五世の命令文定型化とその影響 秋山 徹 ロシア統治下におけるクルグズ首領層の權威について――遊牧世界とイスラーム世界の間で―― 盬谷 哲史 ハンと企業家――ラウザーン荘の成立と終焉1913-1915―― 眞下 裕之 ムガル帝國におけるバフシ職について――大バフシ職の運用における人的要因―― 岩本 佳子 ルメリのユリュクから征服者の子孫たちへ――オスマン朝における準軍人身分の「遊牧民」の成立と展開 学会展望 合田 昌史 ポストモンゴル時代の海洋インテリジェンス――16世紀前半ポルトガルの地図と海事書をめぐって―― 小澤 實 モンゴル帝国期以降のヨーロッパとユーラシア世界との交渉 紹介 濱本 真実 A. V. Beliakov, Chingisidy v Rossii XV-XVII vekov: prosopograficheskoe issledovanie (『十五―十七世紀ロシアのチンギス裔―プロソポグラフィー的研究』)
■第71巻第2号(2012年9月) 論説 石 洋 兩漢傭價變遷考證 永 善隆 漢代における尚書と内朝 鹽沢 裕仁 漢魏洛陽城穀水水文考 中見 立夫 バボージャブの軌跡――〝モンゴル獨立鈰脰嘰地挫折した、ある内モンゴル人の實像―― 齋藤久美子 オスマン朝のティマール政策――ビトリス縣へのティマール制導入をめぐって―― 書評 水間 大輔 宮宅潔著『中國古代刑制史の研究』 橘堂 晃一 小田壽典著『佛説天地八陽櫺鍔}巻トルコ語譯の研究』
■第71巻第1号(2012年6月) 論説 野口 優 前漢邊郡都尉府の職掌と邊郡統治制度 焦 堃 陽明派士人と嘉靖初年の政治――陽明學の政治倫理について―― 小林 晃 南宋孝宗朝における太上皇帝の影響力と皇帝側近政治 小松 香織 オスマン帝國の経濟ナショナリズムに關する一考察 書評 朴 永哲 夫馬進編『中國訴訟社會史の研究』 渡 昌弘 車惠媛著『秤の上の牧民官――明代地方官の人事考課と中國社會』 黛 秋津 尾高晉己著『オスマン外交のヨーロッパ化――片務主義外交から雙務主義外交への轉換――』 中村 朋美 野田仁著『露清帝國とカザフ=ハン國』
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